アナウンサーとしての表現の幅の広さも、彼を語る上で欠かせない要素だ。後楽園球場でのプロ野球中継における熱狂的な実況から、歌謡番組での繊細な司会、さらには『路線バスで寄り道旅』で見せる無防備な居眠り姿まで、時代ごとに姿を変えながらも軸はブレていない。
特に近年のバラエティ番組で見せる姿は、長年第一線で張ってきた大御所タレントの重々しさとは完全に無縁だ。バスの車内で無心に眠りこけ、目的地に着けば自由気ままに街の人々と喋り込む。この「脱力感」と「圧倒的な親しみやすさ」の同居こそが、Z世代からシニア層まで幅広い層に愛され続ける理由なのだろう。