「モチベーションが上がらないから動けない」という言い訳を、彼らの口から聞くことはない。心理学や行動科学の研究でも明らかなように、人間の感情は行動の後にしかついてこない。脳の側坐核は、実際に作業を開始して初めて刺激され、集中力や意欲を分泌する仕組みになっている。
成果を出し続ける人間は、意志の力ややる気といった不安定な感情をハックしている。とにかく「PCを開く」「スニーカーを履く」「1行だけ書く」といった超小型のステップ(マイクロアクション)を設定し、感情が追いつく前に身体を動かしてしまう。意志が強いのではなく、意志を必要としない仕組みづくりが巧みなのだ。