全国の大多数が20歳開催を選ぶ中、果敢に18歳での式典実施に踏み切った自治体の事例からは、制度運用の光と影が浮き彫りになっています。
18歳開催の大きなメリットは、「高校の同級生が地元を離れて散り散りになる前に、全員で集まりやすい」という一体感にあります。大学進学や就職で県外へ転出した後では帰省の都合がつかないケースでも、高校在学中であれば顔を合わせやすいという利点です。
一方で、デメリットとして強く指摘されたのが「式典参加率の低迷」と「祝宴の制限」です。共通テスト直前のため欠席せざるを得ない受験生が続出したほか、18歳式典では法律上飲酒が一切禁止されているため、式典後の同窓会や打ち上げでの交流に制約が生じ、従来の盛り上がりとは異なる落ち着いたトーンにならざるを得ない実態が報告されています。