旅行系掲示板やSNS上で時折見受けられる「退屈な歴史展示にすぎないのではないか」「レンタカーがなければ行けない陸の孤島ではないか」という噂や誤解について、実態を検証します。
誤解1:「レプリカが並ぶだけのテーマパークである」
これは明らかな事実誤認です。敷地内にある建物の大半は、全道各地で実際に使用されていた建造物を解体し、資材の一つひとつに番号を振って現地へ運び、忠実に組み直した「登録有形文化財・指定有形文化財クラスの実物」です。壁の傷跡、すり減った敷居、手吹きガラス特有の波打つ窓枠など、人工的なエイジング加工では絶対に再現できない本物の歳月が刻まれています。
誤解2:「公共交通機関では行きづらい」
札幌市中心部から離れているためアクセス難を懸念する声がありますが、JR札幌駅から快速エアポートに乗車すれば新札幌駅まで約9分。そこから路線バスで約15分のため、乗り継ぎがスムーズであれば札幌駅から40分前後で到達可能です。大通・すすきのエリアから地下鉄東西線を利用して新さっぽろ駅へ向かうルートも選べるため、車を持たない個人旅行者にとってもアクセス性は良好です。
誤解3:「雨や雪の日は楽しめない」
屋外移動があるため雨具は必要ですが、建物の内部見学が中心となるため、実は天候に左右されにくい施設です。木造建築の内部に入ると雨音や雪の静寂が心地よく、当時の開拓民が寒風や風雨をどうしのいでいたのかを肌身で実感できるため、悪天候すらも展示のリアリティを増す演出装置へと変わります。