SNSや口コミサイトを調査すると、「きな粉おやつを毎日食べていたら体重が増えた」「痩せるどころか下腹が出た」という失敗談も散見されます。この現象の背景には、きな粉の特性を見落とした「3つの盲点」が潜んでいます。
最大の盲点は、脂質とカロリーの過小評価です。大豆を丸ごと粉砕して作られるきな粉は、大さじ1杯(約7g)あたり約31kcal、脂質は約1.7g含まれています。「健康食品だからいくら食べても大丈夫」と過信し、1日に大さじ4〜5杯以上を無自覚に摂取すると、それだけで150kcal超の余剰エネルギーとなり、体脂肪の増加に直結します。
2つ目は、甘味付けによる糖質の過剰摂取です。市販のきな粉製品の中には、あらかじめ砂糖が半分以上ブレンドされた調整きな粉が多数流通しています。また、自家製おやつを作る際に上白糖やハチミツを過剰に投入してしまえば、せっかくの低糖質効果は完全に相殺されます。
3つ目は、水分不足による便秘の悪化です。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨張する性質を持つため、水分補給が不十分な状態で摂取すると、かえって便が硬くなり腸内で詰まりの原因になります。きな粉を食べる際は、コップ1杯(約200ml)の常温水やお茶をセットで飲むのが鉄則です。