ももいろクローバーZの歴史を語る上で欠かせないのが、過去に苦楽を共にした歴代メンバーの存在です。初期のインディーズ時代には数名の入れ替わりがありましたが、グループの運命を大きく左右した2つの大きな転機がありました。
早見あかり:サブリーダーから本格派女優への転身
2011年4月の中野サンプラザ公演をもって脱退した早見あかり(元ブルー)。当時のグループ名は「ももいろクローバー」であり、彼女の脱退を機に「Z」へと改名されました。脱退理由は、アイドルとしての表現と自身が志す女優業との乖離、そしてサブリーダーとしてのプレッシャーでした。脱退後はドラマや映画、舞台で確固たる評価を獲得し、プライベートでは結婚・出産を経て実力派女優として活躍。メンバーとは現在も公私にわたり親交が続いており、互いの活躍を称え合う理想的な関係を築いています。
有安杏果:表現への葛藤と自立したソロアーティストの道
2018年1月にグループを卒業した有安杏果(元グリーン)。圧倒的な歌唱力とダンススキルでグループの音楽的支柱を担っていましたが、「普通の女の子の生活を送りたい」という言葉とともに一度距離を置く決断を下しました。その後、自身の表現欲求と向き合い直し、シンガーソングライターおよび写真家として活動を再開。2019年には個人事務所を設立し、自身のメンターでもあった医師との結婚を発表しました。表現の方向性の違いから袂を分かつことにはなりましたが、彼女が残した音楽的レガシーは今もグループの礎となっています。