ビジネスシーンにおいて、「怪訝」という語彙の扱いには細心の注意が必要とされる。知恵袋やビジネスコミュニティの投稿事例を検証すると、「上司に対して『怪訝な顔をされましたね』と発言して叱責された」「日報に取引先が怪訝な表情だったと記載して問題になった」といったトラブルが散見される。
「怪訝」という言葉には「相手が道理を分かっていない」「疑い深くなっている」という評価が含まれるため、目上の人物の態度を表す言葉として直接本人に投げかけるのは、怪訝な顔のビジネスマナーとして明確なマナー違反となる。
ビジネスで役立つ正しい例文・使い方
実際のビジネス文書や社内報告、日常描写における怪訝な顔の例文・使い方は以下の通りだ。
- 第三者の状況を描写する場合:「突然のシステム仕様変更を通達したところ、現場の担当者たちは一様に怪訝な顔を浮かべた」
- 自己の疑問を表す場合:「見知らぬ番号からの着信画面を見て、思わず怪訝な顔をしてしまった」
- 上司・取引先への報告で言い換える場合(推奨):「私の説明が足らず、先方のご担当者様が少々ご納得いかないご様子でしたので、詳細資料を再送いたします」(※「怪訝な顔をされた」とは書かない)
グローバルビジネスで使える英語表現
外資系企業や海外メンバーとのやり取りで「怪訝な顔」のニュアンスを伝える怪訝な顔の英語表現には、シチュエーションに応じた複数のフレーズがある。
- puzzled look / puzzled expression:最も標準的で、「何が起きているのか分からず困惑している顔」。
例文:He gave me a puzzled look when I explained the new policy.(新しい方針を説明した時、彼は怪訝な顔をした。) - quizzical expression:「からかうような、あるいは探るようにいぶかしむ表情」。
- dubious look:「内容を疑わしく思っている不審顔」。