末永ありさの活動期間は、決して長くはなかった。しかし、彼女が残した足跡は、2000年代の日本のサブカルチャーを語る上で重要なピースの一つだ。当時、グラビアアイドルはテレビや雑誌だけでなく、携帯電話の待ち受け画面やパソコンの壁紙としても親しまれた。末永ありさの画像は、多くの若者のデジタルデバイスを彩ったことだろう。
また、彼女の存在は、後の「アイドル戦国時代」への布石とも言える。2000年代後半から2010年代にかけて、AKB48をはじめとするグループアイドルが台頭し、個人のグラビアアイドルは徐々にその地位を失っていった。末永ありさは、その過渡期に活躍した最後の世代の一人だった。
今、YouTubeやTikTokで活躍するインフルエンサーたちとは異なり、末永ありさの時代は「テレビと雑誌」が絶対的なメディアだった。彼女はその限られたフィールドで、最大限の輝きを放った。その功績は、決して色あせることはない。