作中における「盾」は、単なる防御用の防具にとどまりません。特に本能型の武将にとって、盾は敵の気配や戦場の圧力を肌で感じるための「アンテナ」としての役割を果たしています。
智略型の武将が本陣から戦術図を描くのに対し、本能型の極みであった麃公は、常に矢玉が飛び交う最前線に身を置きました。敵が放つ強烈な一撃を盾で弾き返し、その衝撃の向きから敵陣の歪みを見抜いて突撃を敢行する戦法です。信が麃公の盾を手にすることは、単に防御力を高めるだけでなく、「敵の策を力と直感でねじ伏せて火を起こす」という麃公流の戦術を完全に継承することを意味しています。
王騎の矛による「絶対的な攻撃力」と、麃公の盾による「鉄壁の防御と戦局感知」。この2つが組み合わさることで、知略型軍師の計算をことごとく狂わせる、史上最強の武将像が完成します。