今年のよさこい祭りを象徴するのは、まさに「伝統の再解釈」だ。よさこい節のフレーズや鳴子を鳴らすという基本ルールを守りつつも、各チームの楽曲アレンジはこれまで以上に多様化している。
和楽器の生演奏と最先端のエレクトロニック・サウンドを融合させた疾走感あふれる楽曲が目立つ。さらに、環境に配慮したサステナブル素材を採用した衣装や、一瞬で色鮮やかに変化する早替えの仕掛けなど、視覚的なインパクトも大幅にアップデートされた。ただ派手なだけではない。土佐の風土や物語を緻密に織り込んだストーリー性の高い演舞が、観客と審査員の心を揺さぶっている。