Q1:ネットで見かける「赤地に黄色い三叉槍」のモンゴル帝国国旗は本物ですか?
A1:いいえ、歴史的な公式国旗ではありません。そのデザインは、イルハン朝やジョチ・ウルスなどで発行された古銭に刻まれたタムガ(紋章)などを参考に、後世の海外コミュニティやゲーム制作会社が象徴用アイコンとして創作したものです。13世紀当時にそのような布旗が国旗として制定された事実はありません。
Q2:チンギス・ハンの白旗(トゥグ)は今でも見ることができますか?
A2:はい、復元された現代の「国家の九脚白旗」をモンゴル国で見ることができます。首都ウランバートルの政府宮殿に安置されており、毎年7月に開催される国家祝祭「ナダム」の開会式では、騎兵隊に警護されて中央スタジアムへ運ばれる荘厳な行進を一般観光客も観覧できます。
Q3:現在のモンゴル国旗と昔のシンボルにはどのようなつながりがありますか?
A3:現在のモンゴル国旗(赤・青・赤)の中央左にある「ソヨンボ」マークは、17世紀に作られた神聖文字ですが、その中に含まれる「炎・太陽・月」のモチーフは古代・中世の遊牧民族から連綿と受け継がれてきた宇宙観を表現しています。形を変えながらも、天を敬い永遠の繁栄を祈る精神は800年前と完全に地続きです。