ネット上の検索や質問掲示板で頻繁に見受けられる最大の誤解が、「仙台市科学館にプラネタリウムはあるのか?」という点です。
結論から明確にすると、スリーエム仙台市科学館にはプラネタリウムは設置されていません。仙台市において本格的なドームスクリーン式プラネタリウムを鑑賞したい場合は、青葉区錦ケ丘にある「仙台市天文台」へ向かう必要があります。かつて西公園にあった旧仙台市天文台の記憶や、「科学館=プラネタリウム併設」という一般的なイメージから混同されやすいため、来館計画を立てる際は明確に区別しておくことが肝要です。
しかし、プラネタリウムがないからといって見どころが劣るわけではありません。むしろ科学館は、実物標本と物理ギミックによる「触って動かすリアルな体験」に特化しています。
3階の自然史系フロアでは、東北地方の古代環境を物語るナウマンゾウの全身骨格標本や、迫力ある大型草食恐竜の骨格レプリカが来館者を圧倒します。単なる展示にとどまらず、宮城の豊かな生態系を再現したジオラマや、顕微鏡を用いた微小生物の観察コーナーなど、本格的な学術標本が並びます。
4階の理工系・生活系展示では、巨大な竜巻を目の前で人工発生させるシミュレーターや、リニアモーターカーの浮上・推進原理を体感できる装置、人間がすっぽり入る巨大シャボン玉装置など、直感的に科学の原理を理解できる装置が網羅されています。さらに、未就学児を対象とした「幼児向け遊び場(プレイルーム)」や図書コーナーも整備されており、幼い子ども連れでも無理なく科学の世界に触れ合える環境が整っています。