四季の移ろいを香りで表現するフレーバーティーの卓越した表現力は、他ブランドの追随を許さない。春の訪れを告げる桜やベリー系のブレンドから、冬の澄んだ空気に温もりを添えるスパイスチャイまで、限定缶が登場するたびに店頭へ長蛇の列ができる光景はおなじみだ。
今回、編集部で実際にテイスティングを行った季節限定のシトラス系ブレンドは、口に含んだ瞬間にフレッシュな果汁感が弾け、ベースとなる上質な紅茶の渋みが後味を心地よく引き締める。人工的な香料感を感じさせない絶妙なバランス感覚は、まさにブレンダーの職人技の結晶である。
飲む人の気分やシーンに合わせて驚くほど多彩な表情を見せるフレーバーの数々。ただ甘いだけではない、茶葉本来の持つ苦味やコクを生かした立体的な香りの構築美が、グラスやカップの向こう側に鮮烈な情景を描き出してくれる。