百楽門の真価は、食卓の上でこそ最も鮮やかに発揮される。単体で楽しむ酒というよりも、料理とともに真価を現す「食中酒」としての完成度が極めて高い。その秘密は、しっかりとした酸と旨味のバランスにある。
例えば、出汁の効いた和食はもちろん、脂の乗った魚介類や濃密な味わいの肉料理にも決して押し負けない。さらには、チーズやフレンチの濃密なソース、中華料理の豊かな油脂分とも見事な相性を見せる。料理の旨味を受け止め、口の中の脂を綺麗に洗い流しながら、次のひと口への欲望を掻き立てる。ペアリングの可能性を無限に広げる万能性が、世界のトップシェフたちを魅了してやまない。