かつてはサブカルチャーのジャーゴン(隠語)だった「爆誕」ですが、近年は企業の公式プロモーションや新商品爆誕のプレスリリース活用法として定着しています。PR TIMESをはじめとするプレスリリース配信サービスでも、タイトルに「爆誕」を含む配信が珍しくありません。
企業がこの言葉を重用する理由は明快です。情報過多のデジタル空間において、従来の「〜を新発売」「〜が登場」といった標準的な表現ではユーザーのスクロールの手を止めることが難しくなっています。「爆誕」という言葉が持つインパクト、カジュアルさ、親しみやすさが、SNSでの二次拡散(リポストや言及)を促すトリガーとして機能するからです。
しかし、商業利用におけるリスクや副作用にも目を向ける必要があります。
- ブランドイメージの毀損:高級ブランド、医療機器、金融サービス、厳格なBtoB製品など、信頼と権威性が求められる領域で使うと「軽薄」「品がない」というネガティブな印象を与えかねません。
- 言葉のインフレによる陳腐化:ありふれたマイナーチェンジ商品に対して「爆誕」を乱用すると、読者に「大げさすぎる」「中身が伴っていない」と見透かされ、かえってエンゲージメントが低下します。