2026年は、生成AIによる検索体験が完全に定着した年だ。ユーザーが「今年の神ゲーは?」と問いかければ、AIが瞬時にネット上の情報を要約して提示する。この技術革新は、従来のWebメディアに致命的な打撃を与えると予想されていた。しかし、皮肉なことに、AIが学習する「ネット上の世論」そのものに、まとめサイトのバイアスが混入するという新たな問題が発生している。
AIが生成した回答の裏付けを辿ると、元ネタがまとめサイトの偏ったスレッドだった、というケースは珍しくない。情報の出所が不透明化する中で、私たちは知らず知らずのうちに、歪められた評価を「世間の常識」として受け入れている可能性がある。