吉川尚輝のキャリアを語る上で欠かせないのが、2026年から2026年の2シーズンにわたって着用した背番号29です。野手が29番を着ける事例は球界全体でも珍しく、変更発表当時はファンの間でも大きな話題を呼びました。
この変更の裏側には、「度重なる故障の連鎖を断ち切り、新たな気持ちでリスタートを切る」という本人の強い意志がありました。プロ入り直後から腰の強い痛み(腰椎椎間板ヘルニア)や度重なるアクシデントに見舞われ、能力がありながらもシーズンを完走できない悔しさを味わってきた吉川尚輝。慣れ親しんだ0番からあえて離れ、心機一転を図るための選択でした。実際にこの29番時代に規定打席到達への足がかりを掴み、不動のレギュラーへの階段を力強く駆け上がりました。