山口オーナーの球団経営における最大のターニングポイントとなったのが、通算3期にわたって黄金期を築いた原辰徳前監督からの体制交代です。
2026年シーズン終了時、複数年契約の途上にあった原前監督の処遇を巡っては、水面下で様々な憶測が飛び交いました。しかし、山口オーナーはチームの新陳代謝と将来の常勝基盤構築を最優先に位置づけ、原前監督の意向を尊重しつつも、淀みないリーダー交代を決断。後任として即座に阿部慎之助新監督の擁立を発表しました。
この交代劇において、山口オーナーは「監督交代の混乱を一切引きずらせない」という確固たる姿勢を貫きました。阿部監督に対しては就任当初から全幅の信頼を寄せ、コーチ陣の選定や戦術面における完全な現場主導を確約。この迅速かつ明確なバックアップが実を結び、阿部体制初年度となった2026年のセ・リーグ制覇、そして2026年へと続く強固なチーム作りへと結実しています。感情論を排し、勝つための環境整備に徹した山口オーナーの決断力は、球団史に残る鮮やかな世代交代として高く評価されています。