お弁当箱の中でそうめんがガチガチに固まってしまうのは、主に「表面に残ったデンプンの糊化(こか)」と「余分な水分の再吸収・乾燥」が重なるためです。そうめんを茹でると小麦粉に含まれるデンプンが湯に溶け出し、麺の表面にぬめりとなって付着します。これが冷めて時間が経つにつれて強力な接着剤の役割を果たし、麺同士を密着させてしまうのです。
さらに、茹で上がった麺をそのまま放置すると、麺が自らの水分を吸って伸びてしまい、コシが失われると同時に外側が乾いて麺同士が絡み合います。これを防ぐ第一歩は、「伸びない茹で時間」の設定です。お弁当用にする場合は、パッケージに記載された標準茹で時間よりも30秒〜1分ほど短めに設定し、芯がわずかに残る程度の固茹で(アルデンテ)に仕上げるのが鉄則です。