配役が発表された当初、ハリウッド版でマリオを演じるクリス・プラットの声に対しては期待と不安が入り交じっていた。しかし、蓋を開けてみれば、ブルックリンで配管工として生きる泥臭くも愛おしいマリオの人間性を見事に演じきり、批判を称賛へと変えた。彼はマリオの声を構築する際、伝統的なイタリア系アメリカ人のアクセントを過度に強調するのではなく、親しみやすさと勇敢さを兼ね備えたトーンを模索したという。
一方、日本語吹き替え版でマリオを担当した宮野真守は、圧倒的な演技力で日本のファンを魅了した。宮野はインタビューで、単に英語版の演技をなぞるのではなく「日本のファンが長年愛してきたマリオの熱量とコミカルさ」をどう同調させるかに心血を注いだと語っている。特にアクションシーンでのリアクション芸や叫び声には、宮野ならではのエネルギッシュなニュアンスが散りばめられており、声優吹き替えとしてのクオリティを極限まで引き上げた。