ネット探偵たちが血眼になって探した「証拠」の数々は、今見返すと微笑ましくすらある。
最も世間を騒がせたのが、お揃いと噂されたティファニーのブレスレットだ。狩野が自身のSNSで投稿した写真に写っていたものと、大谷が身につけていたものが酷似していると話題になった。さらに、狩野が自身の30歳の誕生日にカリフォルニアのエンゼル・スタジアムを訪れ、大谷の試合を観戦していたことも火に油を注いだ。
SNSの投稿タイミングや、何気ない言葉のチョイスまでが「大谷へのメッセージではないか」と深読みされた。一度「怪しい」というフィルターがかかると、すべての行動が伏線に見えてしまう心理効果を、当時のネット社会は見事に体現していた。