飛行機で最も安全な席はどこ?後方が生存率高い噂の真相と統計検証

飛行機で最も安全な席はどこ?後方が生存率高い噂の真相と統計検証

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「飛行機は後方のほうが安全」という説を決定づけたのが、米TIME誌が1985年から35年間の米国内航空機事故記録を徹底分析した調査報道です。この調査において、客室を前方・中央・後方の3ブロックに分けた場合の死亡率に明確な差が確認されました。

データによると、前方の死亡率が38%、中央部が39%だったのに対し、後方は32%にとどまりました。さらに細分化すると、「後方の中央席」の死亡率は28%と機内で最も低い数値を記録しています。また、米科学雑誌『ポピュラー・メカニクス』が実施した1971年以降の事故事例調査でも、後方座席の乗客の生存率は前方座席の乗客より約40%高かったという結果が出ています。

後方座席の生存率が高くなる物理的理由は主に2点あります。1つ目は、飛行機事故の多くが着陸・離陸時に機首から地面へ衝突するパターンであり、機体の前方から中央にかけてが「クラッシャブルゾーン(衝撃吸収空間)」として先に潰れるためです。後方は先端部が衝撃を吸収した後に減速するため、乗客に加わるG(加速度)が緩和されます。2つ目は、フライトレコーダー(ブラックボックス)が頑丈な尾翼付近に設置されていることからも分かる通り、構造的に機体後尾が原形をとどめやすい設計になっている点です。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。