ここ数年、永田町で圧倒的なシェアを広げているのがスマートウォッチ、特にアップルウォッチだ。かつては「フォーマルな場にふさわしくない」と眉をひそめる長老議員もいたが、今や若手から中堅を中心に、その着用率は半数を超える勢いを見せている。
スマートウォッチを選ぶ政治家の狙いは明確だ。「実用主義」と「デジタル化への適応力」のアピールである。通知を素早く確認し、健康管理にも気を配る姿は、いかにも現代的で仕事が早そうな印象を与える。しかし、これも計算のうちだ。高級時計のようなギラつきがなく、価格も数万円程度。「私は特権階級ではない」というメッセージを、これほどスマートに発信できるツールは他にない。