物語の絶対的中心であり、最大のミステリーでもあるのが主人公・綾小路清隆の存在だ。特殊施設「ホワイトルーム」で完璧な教育を授けられた彼が、なぜこの学園に現れ、何を成し遂げようとしているのか。その真の狙いについては絶え間なく議論が交わされている。
彼が目指すのは静観者の立場か、あるいは他者を育成し己を打ち破る存在を生み出すことか。Dクラスを影から引き上げ、堀北鈴音や軽井沢恵らの人間的成長を促す動きの裏には、恐ろしいほど冷静な計算が働いている。彼が最後に選ぶ選択が、学園全体の構造を根底から覆すことになるのは間違いない。