朝の身支度中や外出先など、「今すぐこのズボンを履いて出かけたい」という緊急事態には、道具をほとんど使わずに数センチのゆとりを生み出す応急処置が役立ちます。
最も手軽で即効性があるのは、一般的な「ヘアゴム」を活用した裏ワザです。ボタンホールにヘアゴムを通し、ゴムの輪の片側をもう一方の輪にくぐらせて結び目を作った後、先端をフロントボタンに引っ掛けるだけで、約2cmから3cmのゆとりが即座に生まれます。トップスを上から被せるかベルトを巻けば外見からは全く見えず、急場をしのぐ手段として絶大な効果を発揮します。
また、時間に少し余裕がある場合は、スチームアイロンを活用した熱伸展テクニックも有効です。ウエストバンド部分にたっぷりとスチームを当て、生地の繊維が温まり柔らかくなった瞬間に、両手でしっかりと横方向に引っ張ります。これだけで、生地本来の織り目が緩み、着用時の窮屈感を大幅に軽減できます。