スクープの代名詞といえば、かつては紙媒体の王者である文藝春秋の独壇場だった。政治家の汚職からタレントのスキャンダルまで、日本中を揺るがすニュースの起点には常に週刊誌の徹底した取材があった。しかし、ここ数年でマスメディア・報道業界の地殻変動は決定的な段階を迎えている。
主戦場はデジタル配信プラットフォームへと一気にシフトした。独自取材によるエッジの効いた報道番組を展開するABEMAや、圧倒的な資金力と世界的ネットワークを活用して社会派コンテンツを放つNetflixの存在感が急速に増している。既存のテレビ局が自主規制によって手放してしまった真実への探求心が、ネット空間という新たな戦場で花開いているのだ。