映画界で国際的な評価を決定づけた存在が、女優であり活動家のレス・サリタだ。彼女の名を世界に知らしめた大きな契機は、アンジェリーナ・ジョリーが監督を務めたNetflix配信作品『最初に父が殺された』への出演だった。
クメール・ルージュ政権下の壮絶な時代背景を描いた重厚な歴史ドキュメンタリー調の劇中において、彼女が見せた迫真の演技は各国の批評家から絶賛された。過酷な歴史を正面から見つめ、未来への希望へと昇華させる強いスピリット。スクリーン越しに伝わる凛とした眼差しは、カンボジアのエンターテインメント産業が持つ圧倒的なポテンシャルを証明してみせた。