ここに咲き競うゆりは、単に規模の大きさだけで人を惹きつけているわけではない。品種のバリエーションとその洗練された配置計画こそが、リピーターを魅了し続ける真の理由だ。
園内は緻密に計算されたテーマエリアに分かれている。手のひらよりも大きな大輪を咲かせる豪華絢爛なハイブリッド種があるかと思えば、少し奥まった木漏れ日のエリアには、ひっそりと佇む可憐な野性種が顔を覗かせる。透き通るような白さが印象的なスカシユリの仲間や、うつむき加減に咲く奥ゆかしいヤマユリなど、普段の日常ではお目にかかれない貴重な品種を間近で観察できるのも魅力だ。