基本となる3つの姿勢——T字型を描くキャメルスピン、膝を深く曲げるシットスピン、直立に近い姿勢で回るアップライトスピン。これらを組み合わせたコンビネーションスピンこそ、現代のプログラムにおける見せ場だ。
近年では、身体の柔軟性を極限まで生かした「レイバック」や「ドーナツスピン」、さらには踏み切り時に空中へ跳躍してから即座に低く沈み込む「フライイングシット」など、エントリー(入りの動作)の工夫も多様化している。従来の型にとらわれないアクロバティックな変形ポジションは、見応えを提供するだけでなく、難易度加点を得るための強力な武器として活用されている。