1994年4月、フジテレビの朝の顔として大幅リニューアルを遂げた『ポンキッキーズ』に、突如として現れた2人組のウサギが視聴者に衝撃を与えました。それが、安室奈美恵と鈴木蘭々によって結成された初代「シスターラビッツ」です。
安室がピンク、鈴木が白を基調としたウサギの着ぐるみコスチュームに身を包み、大きな耳を揺らしながらスタジオを縦横無尽に駆け回る姿は、当時の子どもたちだけでなく、若者や親世代の視線をも釘付けにしました。このユニットの結成経緯には、番組プロデューサー陣による「従来の幼児番組の枠を壊し、90年代のストリートカルチャーや最先端のポップ感覚を取り入れたい」という明確な狙いがありました。
愛くるしいキャラクター造形とは裏腹に、彼女たちが披露したパフォーマンスは当時の子ども番組の常識を覆すほどハイレベルなものでした。単なるマスコットガールにとどまらず、最先端のダンスカルチャーを朝のお茶の間に持ち込んだことで、「シスターラビッツ」は瞬く間に番組のキラーコンテンツへと成長したのです。