日本人に親しみ深い「ジャイアントパンダの命名」にも、この畳語文化と「珍」の文字が深く関わっています。古くからパンダには、国境を越えて愛されるよう親しみやすい2文字の繰り返し名前が付けられてきました。
上野動物園の歴代パンダでは、「トントン(童童)」や「シャンシャン(香香)」、「シンシン(真真)」などが記憶に新しいところですが、中国の研究基地や海外の動物園には実際に「珍珍(ジェンジェン)」と命名されたパンダが存在します。例えば、アメリカ・サンディエゴ動物園で2007年に誕生した雌のパンダ「珍珍(Zhen Zhen)」は、まさに「掛け替えのない貴重な宝」として世界中で愛されました。
絶滅の危機から守るべき「国宝」と位置づけられるパンダにとって、「珍珍」という名前はまさに存在そのものを象徴する最高のネーミングと言えます。