年間数百万トンにのぼる廃棄が問題視される中、各家庭で取り組める食品ロス削減対策は、家計防衛の観点からも実益の大きい行動です。食材を安全に長持ちさせる鍵は「適切な小分け冷凍」にあります。
食品を冷凍すると微生物の活動がほぼ停止するため、消費期限が迫った肉や魚も鮮度を保ったまま保管できます。ただし、冷凍庫内でも脂質の酸化や乾燥(冷凍焼け)は徐々に進行するため、冷凍保存期間目安を守ることが大切です。
・生肉・ひき肉・生魚:目安期間は2週間〜4週間。ドリップ(肉汁)をペーパーで拭き取り、1回分ずつラップで空気が入らないよう密着包装した上でジッパー付き保存袋に入れます。
・食パン・炊いたご飯:目安期間は約1ヶ月。ご飯は炊きたての熱い状態でラップに包んで冷ますことで、水分を逃さずふっくら感を維持できます。
・野菜類(きのこ・玉ねぎ・小松菜など):目安期間は3週間〜1ヶ月。きのこ類は石づきを取って冷凍すると細胞壁が壊れて旨味成分が増加します。
冷蔵室は冷気の循環を促すために「収納率7割以下」に抑え、逆に冷凍室は凍った食品同士が保冷材の役割を果たすため「隙間なく詰める」のが鮮度を長持ちさせるコツです。