デジタル配信プラットフォームの台頭も、タモリの価値を再認識させる追い風となっている。TVerやNHKプラスでの見逃し配信により、若年層が『ブラタモリ』の知的な街歩きや『ミュージックステーション』の名場面を再発見し、デジタル空間での再生数を押し上げている。
そして何より、32年間にわたりお茶の間を支配した伝説の番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』で蓄積した国民的知名度は、何世代にもわたって色褪せない。毎日生放送で消費されていたエネルギーを資産へと転換し、デジタル時代においても「誰もが知る安心のアイコン」として君臨し続ける基盤は、あの正午の金字塔によって完成した。