映画の終盤に刻まれた「To be continued...」の文字は、単なる演出だったのか、それとも続編制作を見据えた真の伏線だったのか。公開から時を経た今も、ファンと映画批評家の間で考察が途絶えないテーマである。
原作・映画ともに、ハスミンは死んでいない。彼は生存し、司法の手の中で次の機会を虎視眈々と狙っている。彼が法廷で演じる「精神障害」が認められれば、刑務所ではなく医療少年院や精神病院への措置となり、将来的に社会復帰を果たすシナリオすら否定できない。彼が再び解き放たれたとき、生き残った生徒たちへの復讐劇、あるいは新たな狩りが始まるのではないかという恐怖が未回収のまま残されている。
また、彼を陰で支援していた存在や、彼の過去を知る第三者の介入など、物語世界には依然として解き明かされていない余白が残されたままだ。原作者の貴志祐介氏が描いた冷徹な世界観の広がりを考えれば、続編への期待や恐怖の継続は決して妄想とは言い切れない。