このムーブメントの火付け役として外せないのが、子育て世代やワーキングプレステージ層から絶大な支持を集める雑誌VERYの発信力だ。誌面で提案された「きちんと感のあるカジュアル」という世界観は、瞬く間に全国の感度の高い層へと波及した。
なかでも、モデルの滝沢眞規子氏が私服コーディネートやSNSで日常的に取り入れたことで、韓国伝統のキルティング生地を用いたヌビバッグの需要が爆発。上質なコットンが生む柔らかな陰影と、汚れたら丸洗いできるタフさ。ハイエンドなジュエリーや上質ウールのコートに、あえて飾らないキルトトートを合わせる「抜け感」が、大人の新定番として確立された。