北海道の冷涼な気候と良質な生クリームの恩恵を最大限に活かし、スイーツの概念を塗り替えたのが株式会社ロイズコンフェクトだ。同社の「生チョコレート」は、極限まで水分量を高めたシルキーな口どけで一世を風靡した。徹底した温度管理を要するチルド輸送網の整備とともに、今や空港の保冷バッグ付き売り場における不動のエースとして君臨している。
この生洋菓子の領域で鮮烈な個性を放つのが、小樽から全国へと名を馳せた株式会社ケイシイシイ(LeTAO)である。看板商品の「ドゥーブルフロマージュ」は、レアチーズとベイクドチーズが口の中で同時にとろけあう二層仕立ての奇跡的なバランスを誇る。独自の冷凍・解凍技術を確立したことで、作り立ての美味しさをそのまま家庭へ持ち帰ることを可能にした。
濃厚でありながら後味は驚くほど軽やか。両社が競い合うように磨き上げたミルク感と口溶けのテクノロジーは、全国のスイーツファンの舌を唸らせ続けている。