西日本を中心に確固たる地盤を築く株式会社イズミ。その代表取締役社長である山西泰明氏が推し進める戦略の要筋こそ、既存旗艦店の価値を根底から見直す商業施設リニューアルプロジェクトだ。小売業を取り巻く環境が激変するなか、筑紫野の店舗でも顧客の滞在時間をいかに心地よく延ばすかという実験的な試みが随所に散りばめられている。
売り場のレイアウトはより開放的な動線へと再設計され、視界を遮らない低めの什器配置や、温かみのある照明演出が導入された。食料品売り場ではライブ感を意識したオープンキッチン型の総菜コーナーが拡張され、専門店のセレクトショップも鮮度の高いラインナップへ刷新。消費者が「モノを買う」だけでなく「空間を体験する」喜びを実感できる構成へと着実に進化を遂げている。