膝当てを装着する際、真っ先に直面するのが「ズボンの表(外側)に貼るべきか、裏(内側)に貼るべきか」という疑問です。結論から言えば、どちらにも明確なメリットとデメリットが存在し、プレイスタイルやチームのルールによって使い分けるのが正解となります。
外側付けの最大の強みは、何と言っても「ユニフォーム本体の生地を直接の摩擦から守れる点」にあります。スライディング時に直接グラウンドの土と擦れるのは膝当てパッドであるため、ズボン自体に穴が開きにくく、パッドが擦り切れたらその部分だけを交換・再補修できます。泥汚れの激しい少年野球や、激しい守備練習が続く中学・高校の練習用パンツには外側付けが圧倒的に実用的です。
一方の内側付けは、仕上がりのスマートさが際立ちます。ズボンの外観にパッドの縫い目や段差が出にくく、公式戦用のユニフォームとして美しいシルエットを保てます。ただし、スライディングの衝撃で表面のユニフォーム生地そのものが先に擦り切れてしまうため、生地に穴が開いた時点で内側のパッドが露出してしまう難点があります。所属チームで「膝当ては内側に付けること」といった内規が定められている場合を除き、日々の練習着であれば外側付けを選ぶのが最も経済的で長持ちします。