Q1:植筋と差筋(さしきん)の決定的な違いは何ですか?
A1:差筋は一般に新設コンクリート打設時にあらかじめ鉄筋を埋め込んでおくか、簡易な金属拡張アンカーで定着させるものを指します。一方、植筋は既存の硬化コンクリートに孔をあけ、接着剤(ケミカル剤)を使って構造計算に基づいた深さまで鉄筋を埋め込み、新旧部材を構造的に一体化させる高度な工法です。
Q2:鉄筋探査でどうしても既存鉄筋に当たってしまう場合はどうすればよいですか?
A2:現場判断で勝手に主筋を切断して削孔することは絶対にしてはいけません。監理技術者や構造設計者と協議の上、アンカー位置を規定の許容範囲内でずらす(ピッチの微調整)、または鉄筋本数を増打ちして再計算するなどの設計変更手続きを行います。
Q3:引抜試験はすべてのアンカーに対して実施する必要がありますか?
A3:原則として全数試験を行う必要はありません。一般的には1ロット(同日施工・同一径・同一施工者などの区分)につき所定の本数(例:3本〜全数の数%)を抽出し、設計荷重の引抜力に耐えうるかを確認する非破壊試験を行います。ただし、重要構造物や特記仕様書で指定がある場合は試験頻度が高くなります。