野球観戦の際によく目にする「目の下の黒いヤツ」の正式名称は、英語で「アイブラック(Eye Black)」と呼びます。プロ野球選手だけでなく、屋外競技のアスリートに幅広く愛用されている遮光アイテムです。
アイブラックの歴史は古く、1930年代のアメリカンフットボール選手が太陽光のギラつきを抑えるために、焼いたコルクの煤(すす)やグリースを頬に塗ったことが発祥とされています。その後、日差しの強い屋外スタジアムで戦うアイブラックはメジャーリーグ(MLB)の選手たちへと普及し、レジ・ジャクソン氏ら往年の名選手から現代のスーパースターに至るまで、定番のギアとして定着しました。
日本のプロ野球でも、屋外球場を本拠地とする球団の選手や、太陽光の強いデーゲームを中心に着用率が急増しています。かつては外国人選手が愛用するイメージが持たれていましたが、現在は日本人プレーヤーの間でも重要なパフォーマンス向上アイテムとして日常的に活用されています。