1980年代後半、お笑い界に激震が走った。デビット伊東、ミスターちんと共に結成したコントトリオ「B-21 SPECIAL」の登場である。革ジャンに身を包み、既存の芸人像を鮮やかに裏切る都会的でロックなスタイル。彼らは瞬く間にスターダムへと駆け上がった。
フジテレビ系『森田一義アワー 笑っていいとも!』のレギュラーに抜擢されると、その人気は社会現象化する。暴走族上がりの型破りなキャラクターを前面に出し、大御所タレントにも物怖じせずタメ口で切り込むヒロミの芸風は、お笑いバラエティの勢力図を大きく塗り替えた。
人気に比例して手にした富も桁外れだった。バブル景気の熱狂のなか、20代半ばにして手にした最高月収は数千万円に達したという。ギャラ袋が立つほどの現金を手にし、高級外車をキャッシュで乗り回す日々。まさに時代を象徴するロックスターのような豪快さだった。