春や秋の改編期を迎えるたびに、週刊誌やネットニュースを賑わせるのが「桑子アナのフリー転身説」「NHK退社独立」の報道です。フリーに転向すれば現在の年収の10倍近くを稼ぎ出す能力があるにもかかわらず、なぜ彼女はNHKの局員であり続けるのでしょうか。
業界関係者の分析やこれまでの取材データを総合すると、最大の理由は「NHKが持つ圧倒的な取材力と報道環境への矜持」にあります。コマーシャリズムや視聴率競争に過度に縛られる民放と異なり、NHKの報道ドキュメンタリー枠は現場に莫大な時間とリソースを投じて社会課題の本質を追究できます。
桑子アナ自身、過去のインタビューにおいて現場取材の意義や社会課題を広く伝える使命感について熱く語っています。単なるタレント的なアナウンサーではなく、取材者・ジャーナリストとして番組作りの根幹に関わりたいという志向が極めて強いため、目先の金銭的報酬よりも自身の理想とするジャーナリズムを実践できる環境を最優先しているのが実情です。