現代のSNSや掲示板(5ちゃんねる・Yahoo!コメント・知恵袋など)では、横綱が休場届を提出するたびに激しい議論が巻き起こります。そこには、現場を肌で知る古くからの好角家と、本場所のエンターテインメント性を求めるライト層との間に明確な意識の乖離が存在します。
ネット上の批判的な反応としては、「高い入場料を払って見に行くのに横綱が不在なのは興行として怠慢」「休場して給料をもらい続けるのは不公平」「勝てないと思ったらすぐ休むのは横綱の責任放棄ではないか」といった厳しい意見が散見されます。
一方で、地方巡業や朝稽古の現場を取材するジャーナリストや熱心な相撲ファンからは、全く異なる視点が提示されます。公開稽古で見せる横綱の表情の翳り、稽古後に車椅子やアイシングを必要とする痛々しい姿を目の当たりにしている関係者は、「休場はサボりではなく、再び万全の四股を踏むための血のにじむような治療期間である」と擁護します。両者の意見が平行線をたどるのは、「土俵の最高権威を守るための休場」か「興行の主役としての出場義務」かという相撲観の優先順位が異なるためです。