作業中、もっともストレスがかかるのが「布トンネルの中間地点で代用品から紐がスポッと外れてしまう現象」です。このトラブルが起きた際の適切なリカバリープロトコルを覚えておくと、最初からやり直す二度手間を防げます。
1. 指先による「代用品の現在位置」の特定
紐が外れたと感じたら、決して生地を強く引っ張ったり振ったりしてはいけません。まず布の上から両手で挟み込むように触診し、取り残された安全ピンやクリップがどこにあるかを確認します。
2. 芯材だけを先行して救出する
すでに中間地点を越えている場合は、そのまま代用具だけを出口側へ押し出して取り出します。入口に近い場合は、逆方向(入口側)へたぐり寄せて回収します。このとき、ピンが布の中で開いてしまっている恐れがあるため、ピン先が外へ突き出ないよう慎重に指先でガードしながら動かしてください。
3. 再発を防ぐ「逆止めノット」の併用
再挑戦する際は、紐の先端を代用品に固定するだけでなく、紐の末端(まだ穴に入っていない反対側の端)に大きめのダマ(結び目)を作るか、洗濯バサミを挟んでおきます。これにより、作業中に反対側の紐が誤ってトンネル内に引きずり込まれる「全抜け事故」を100%防止できます。