二次流通市場やフリマアプリの普及に伴い、粗悪なコピー品から精巧なスーパーコピーまで、偽物の流通量が激増しています。後悔のない買い物をするために、プロの鑑定士がチェックするクロムハーツ シルバー925刻印の真贋と構造的特徴を把握しておく必要があります。
真贋判定において最も注視すべきポイントは、留め具(クラスプ)周辺のディテールです。本物のペーパーチェーンの留め具側面には「CH」「.925」「1999」という刻印が存在しますが、正規品は深く均一な打刻で文字のエッジがシャープに立っています。対して偽物は、レーザーによる浅い印字であったり、文字のフォントが細く歪んでいたり、角にバリが残っているケースが目立ちます。
さらに決定的なのが、差し込みパーツの素材と刻印です。前述の通り、留め具の板バネ部分には適度なしなりと耐久性を確保するため「14K」素材が使用されており、微小な文字で「14K」または「585」の刻印が刻まれています。安価な偽物はこの板バネまでシルバーや真鍮で作られており、刻印が存在しなかったり、刻印があっても金属の硬度・色味がシルバーと全く同一であったりします。
また、チェーンの各コマに刻まれた「CH」の燻し(いぶし)加工も見逃せません。本物は立体感のある陰影をつけるために丁寧に燻しが施され、表面は滑らかにポリッシュされていますが、偽物は黒ずみ部分が均一な塗料で塗り潰されていたり、コマとコマの連結部分の可動域が狭くギクシャクとした動きになります。「インボイスのコピー付き」と称して販売されている個体も、インボイス自体が偽造されているケースが多発しているため、付属品の有無だけで判断せず、本体のディテールを厳しく見極める必要があります。