動画のBGMとして耳に残るフレーズは、ブラジルの公用語であるポルトガル語で歌われています。ブラジリアン・フォンク(Funk Brasileiro / Phonk)で多用されるボーカルは、リオデジャネイロやサンパウロのストリートパーティー(バイレ・ファンキ)でMCが叫ぶチャント(アカペラ)を短く切り刻んでループさせたものです。
クールで哀愁漂うメロディラインとは対照的に、歌詞そのものは非常にストリート色の強い、赤裸々で挑発的なメッセージを持っています。
【代表的なボーカルパートのカタカナ読みと和訳】
ポルトガル語原詞:
"Joga a bunda, desce e não para / No baile da favela, o grave bate na cara / Ela tá jogando, quer se envolver..."
カタカナ読み(発音の目安):
ジョーガ ア ブンダ、デッセ エ ナォン パーラ / ノ バイリ ダ ファヴェーラ、オ グラーヴィ バーチ ナ カーラ / エラ タ ジョガンド、ケール ス エンヴォルヴェール...
日本語対訳(直訳と文脈):
「腰を振れ、腰を落として止まるな / スラム街のパーティー、重低音が顔面に直撃する / 彼女は踊り狂い、火遊びに巻き込まれたがっている…」
歌詞の中に高尚な詩的メッセージや深い物語があるわけではなく、「轟音のベースの中で踊り明かす身体の熱気」や男女の駆け引きをリアルに描写したストリートカルチャーの叫びそのものです。ダークで神秘的なビートに乗ることで、意味を知らない非ポルトガル語圏のユーザーには「呪術的でスタイリッシュな響き」として認識され、一種のミステリアスな中毒性を生み出しています。