多くのファンが最も注目する「ワールドカップセットの値段」は、日本国内のファストフード市場における価格改定の歴史そのものを映し出しています。日本マクドナルドホールディングスの過去の公式プレスリリースおよび店舗実地調査データを振り返ると、歴代のW杯限定バーガーは、その時代のフラッグシップ商品として明確な価格戦略のもとに投入されてきました。
記憶に新しい2026年カタール大会時の「時をかけるバーガー」シリーズでは、歴代大会をイメージした3種が展開されました。2002年日韓大会をオマージュした「こく旨かるびマック」が単品460円/バリューセット760円、2014年ブラジル大会の「ワイルドビーフバーガー オニオンリング&チーズ」が単品490円/バリューセット790円、そして開催国カタールをイメージした「ケバブ風チキンバーガー」が単品440円/バリューセット740円という設定でした。
さらに遡ると、2014年ブラジル大会のキャンペーン時には「ブラジルバーガー ビーフBBQ」や「ドイツバーガー ポークシュニッツェル」が単品399円/バリューセット699円で販売されていました。約10年のスパンで比較すると、セット価格はおよそ100円〜150円程度上昇している計算になります。2026年現在の標準的なバリューセット価格帯(単品+300円前後、都心部店舗では+30円〜50円前後の加算)を考慮すると、最新の限定セットはレギュラー店で790円〜850円前後、都心店では840円〜900円前後が実質的な価格帯となっています。