ベースメイクの崩れ方は、年齢や肌質によって根本的にメカニズムが異なります。同じアイテムを使っても、肌状態に合致していなければかえって悲惨な結果を招きます。
40代・50代:たるみ毛穴と乾燥崩れ(毛穴落ち)の撃退法
大人の肌で最も深刻なのが、ファンデーションが毛穴のくぼみに白い水玉状に溜まる「毛穴落ち」です。加齢により肌の保水力が落ちると、肌内部の乾燥(インナードライ)を補うために表面へ過剰な皮脂が分泌されます。そこにマットすぎる強力ファンデーションを厚塗りすると、皮膚の動きに追従できず毛穴へと落ち込んでしまいます。
40代・50代の夏ファンデーションにおける毛穴落ち対策としては、油分を過剰に吸いすぎない美容液成分配合のセミマットファンデーションを選び、塗布前にシリコーン系のポアプライマーを毛穴の気になる小鼻や頬へ「下から上へ毛穴を埋めるように」ごく少量塗り込む手法が極めて有効です。
脂性肌(オイリー肌):Tゾーンの皮脂飽和とテカリ対策
脂性肌・オイリー肌の夏ファンデーション選びでは、皮脂吸着カプセルや酸化亜鉛・シリカを主軸としたオイルフリー処方が必須です。皮脂崩れ防止に特化した下地をテカリやすいTゾーンにのみ部分使いし、全顔に塗らないことが鉄則となります。油分をコントロールしつつ、ファンデーション自体はリキッドまたは密着型クッションを米粒1個分程度の極小量で顔全体に伸ばす引き算のメイクが崩壊を防ぎます。