スーパーで購入した小袋の表面に大きく「青のり」と印刷されているにもかかわらず、裏面の一括表示欄を確認すると「原材料名:ヒトエグサ(アオサ)」と記載されているケースが後を絶ちません。この青のり 原材料 アオサ表記の現象には、日本の食文化と食品表示基準の歴史的な経緯が絡んでいます。
かつて日本では、緑色の海藻粉末全般を通称として「青のり」と呼ぶ商習慣が広く定着していました。消費者庁の食品表示基準が厳格化された現在でも、「青のり粉」という商品名であっても原材料表示には正確に「ヒトエグサ」や「アオサ」と明記することが義務付けられています。
外食産業や屋台の現場におけるたこ焼き 青のり あおさ どっちが使われているかという実態調査でも、一般的な大衆チェーン店や冷凍食品でトッピングされている緑の粉末の9割以上は、コストパフォーマンスに優れた「あおさ粉(ヒトエグサ)」が採用されています。本物のスジアオノリを使用している店舗は、メニュー上で「徳島県産高級すじ青のり使用」と差別化してアピールするのが通例です。