「日本一のジェットコースターはどれか」という問いに対しては、何を評価基準にするかによって明確な答えが分かれます。マシンの物理的スケール(全長・落差・最高部)で頂点に君臨するのはナガシマスパーランドのスチールドラゴン2000であり、搭乗者の精神を揺さぶる複雑な回転機構と絶望感においては富士急ハイランドのええじゃないかが他を圧倒しています。
かつて圧倒的な加速力を誇った「ド・ドドンパ」の営業終了を経て、現在の国内コースター界は「純粋な高低差と超長距離を味わうメガコースター」と「アクロバティックな特殊ギミックを極めたハイテクコースター」という2つの頂点に再編されました。各部門における客観的な単独トップは以下の通りです。
【最高部・最大落差・コース全長 日本一】スチールドラゴン2000(ナガシマスパーランド)
最高部97m(観覧車より高い位置)、最大落差93.5m、全長2,479mを誇ります。全長2,479mは現在もギネス世界記録として保持されており、スタートからブレーキゾーンまで息をつく暇のないロングランが展開されます。
【総回転数 ギネス世界記録】ええじゃないか(富士急ハイランド)
走行中に「座席自体の前後回転」「レール自体のひねり横回転」「レールに沿ったループ縦回転」が同時に発生する四次元コースター。総回転数14回はギネス記録に認定されており、走行中は天地左右の感覚が完全に消失します。
【最大落下角度 国内トップクラス】高飛車(富士急ハイランド)
リニアモーターによる暗闇からの急加速(わずか2秒で時速100km)と、最大落下角度121度という内側にえぐり込むような垂直巻き上げ・落下を実現した異色のコースターです。
【ハイブリッドコースターの最高峰】白鯨(ナガシマスパーランド)
木製コースター特有のきしみとスチール製レールの滑らかさを融合させ、最高速度107km/h、最大傾斜80度から白木組みのジャングルへ飛び込む、日本で唯一無二のハイブリッド・コースターです。